マイリトルハウス製作者 リン ダウッチさん
フィリピンで初めて、木製のマイリトルハウス(プレイハウス)を作ったプレイハウスの第一人者。普通の主婦から一変してフィリピン国内のほとんどのプレイハウスを手がけるまでになったLynさん。中を覗けば、ミニチュアサイズですが、キャビネットからキッチンのタイルまですべて本物で作られて出来た立派な家。子どもはもちろん、大人だってワクワクしそうなこのマイリトルハウス。製作者のリンさんに、お話を伺いました。
Q:プレイハウスって?
A:子どもが本物の家のミニチュア版で遊ぶ、遊びの場。家の中に入ることはもちろん、その中には小さなソファ、キッチン、ベッド、階段で2階に上がることも来るのよ。まるで自分の本物の家の様に遊べるんです。子供たちだけの秘密の場所ですね。
Q:プレイハウス を作るきっかけは?
A:最初にプレイハウスを作ったのは自分の子どもたちのため。当時は主婦でしたが、大学卒業後インテリアデザインの勉強をした。デザインを考えながら、子どもたちが楽しく遊べるプレイハウスを製作しました。子どもが使うものだから、毒性のない水性のペンキでペイントするなど安全面も考慮して。こだわりは、全て木で作ってること。木は自然の温かみを持ってるし、何十年と使えるもの。そして、大切なのは子ども達に「本物」を伝えること。プラスチックのおもちゃじゃない、本物に触れることで子どもは自然とものを大切にするようになるんです。プレイハウスで、子どもたちは家の中を掃除したり、実際にクッキングを楽しんだりと、遊びながら学ぶ社会勉強の場でもあったと思います。
Q:マイリトルハウスが世に出るいきさつ?
A:10年ほど前、夫がある事情で職を失いました。長い間復職できず、貯えたお金も徐々になくなって。子どもが6人いるので、何とかしなければと思い、何のコネもないのに1枚のプレイハウスのデザイン画を持って、無謀にもアヤラセンターに出向きプレイハウスをディスプレイしたいと話をしにいったんです。でももちろん、スペース代はとっても高く、そのときの私にはとっても無理な話で、あきらめて帰ったの。ところが、次の日アヤラから、私のプレイハウスが気に入ったので、スペースを無料で貸す変わりに、アヤラとしてそのプレイハウスを設置し、売り上げをシェアする提案を頂いたんです。 驚きと、うれしさと同時に製作に必要な費用を集めて、こだわりの詰った特大プレイハウスを完成させました。おかげでそれからは、マニラやセブのモールや、ビレッジ内の公園、また個人用のオーダーなどを頂き、数多くのプレイハウスを提供することになりました。世の中に1つしかないリトルハウスを作り続けたいですね。
プレイハウスはこちらにもあります
SMセブのストーリランド(1階ゲームセンターの一番奥)
パークモール(中央入り口入ってすぐ右側)
個人用オーダーもOK 2万5千ペソ~(室内用も室外用もOK)
子供用家具などもオーメイドできます。リンさんのホームページはこちら。http://www.dreamplayhouses.multiply.com
オーダーは(032)5642147(Lynさん)またはセブポットまで
2009年7-8月号掲載
パークモールのアウトレットで遊べるプレイハウス。これもリンさんの作品。他SMのプレイハウスやアヤラのイベントなど、数々の作品を手がけています。 | 彼女の手がけた作品。プレイハウスの中にもある家具たち。小さな椅子とテーブルも、もちろん座ることが出来ます。子ども達には、秘密の基地になりそう。 |